キャラクターグッズの店頭展開について

きれいな売り場と売れそうな売り場

先日、ミニオンフィーバーの映画公開があり、
限定ショップはメーカー様やられないとのことで、
商流に入らせていただいた。

ものすごく過去にボーカロイドのキャラクターショップを
請け負ったときの事を思い出しながら、商品の品出しに行ったり、
POPを組み立てたりしました。

■陳列時に考えていた事
整理整頓されて、フェイスがそろっている売り場というのは気持ちが良いものです。
誰もがスペースを埋めて、面一できれいに陳列したいと考えると思います。
この考え方はある場面で正しく、ある場面で正しくないと思っています。

・正しい場面
同じカテゴリーの商品が隣に並んでいるような状況かつ、
顧客はカテゴリーめがけて買い物にきている(例:コンビニ)
そもそも、高級な商品や格調の高い場所である場合

・正しいとは限らない場面
多種多様な商品が混在しており、顧客の動機が機能というよりは意匠にある場合。

キャラクター商品の場合、顧客は意匠目掛けてきており、
数ある商品を見ながら、頭のどこかで予算と相談をしていると思われます。
喉が渇いた時のお茶と違って、買わなければならない合理的な理由はありません。

顧客のカワイイ!欲しい……(かも)を後押しする陳列は、
隙がない綺麗にフェイスがそろった陳列ではなく、
実は、ちょっと隙がある陳列なのではと思っています。

うまい例えがおもい浮かばないですが、はがれてないものは剝がさないけど、
少しはがれてたら剥がしてしまうのと似ているような……。
(ちょっと何言ってるかわからない)

加えて昔、「右手の法則」という言葉を聞いたことがありました。
「日本人は右利きが多いから、売りたいものは右におけ」、
という割と一般的な考えです。

(普通は左を下げて右を出すのがセオリーだけど、
棚が狭いから左から無いのはなんか変……)


……右側を引っ込めて売れた感じだそう。
  展示は扇状に広げた方がタマリ感出そう。


  (結果は……。)


盆明けにはプレスサンドメーカー完売!
陳列のおかげであるかは正直よくわかりませんっ!

確実に言える事は、メーカーさんが真面目に良いモノをつくって、
販売店さんがちゃんと見つけて、良いところに置いていただいたおかげです。

店頭のアイキャッチとしてはお役に立てただろうか……。
本当にありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です